あふれるほどの
桜のつぼみは まだ固いけれど
桃の花は もうじき
ボケの花は 真っ先に 春を知らせ
おめでとう 今日 巣立つ子どもたち
大人にとっては あっという間の毎日も
子どもには
あふれるほどの 日々
たくさんの 日々を過ごし
憧れの 存在として
こんなに 立派になった姿に
私たちは 心が あふれてしまいます
翌日
新しく 準備が始まった 幼稚園
ふと 見ると
卒業した 子どもたちの 仲間
カミイの胸に
卒業生全員がしていた
花のコサージュが
こうして
ひとひら
誰かが 自分のコサージュを
分けてあげたのでしょうか
あなたがたの その優しさは
これから先の 人生の中で
たからものとなるでしょう
そして
たからものは あふれて
自分だけでなく
あなた方の 周りにいるすべての人の
たからものと なることでしょう