年長組2題
1 思い出せるように
今年の年長組は
慣れ親しんできた幼稚園が
少しずつ変わっていく
その「時」に向き合っています
思いは色々でしょうが
みんな前を向くしかありません
そのときそのときを大切に
今を過ごしています
その中で
今年の年長組しかできないこと
それを考えているのです
紙を手に
外へ行きます
後ろを向いて
何を見ているのでしょうか
それぞれが
描いています
大切なものを
大事に大事に
外に出て描きたい
見ながら描きたい
今はないものを
その場で思い出したい
思い出に
残るように
絵にかいて
それぞれが描いた
聖愛幼稚園のおもいでの場所
こころに残したい
大切な場所
みんなで描いた
「おもいでのほん」ができました
わたしたちがいた
大切な場所は
これからも
ずっと残るのです
2 自由と信頼
大雨で
今日はさすがに外に出られません
昼食後は
もう我慢できません
走りたくて
走りたくて
身体がムズムズするんです
そこで
部屋の中で走っちゃダメ!
と叱りますか?
想像できるのは
保育者の注意と
言うことをきかない子どもの叫び声で
みんながイライラし始める光景
そんなときは
子どもに任せてみませんか?
上靴は履くことを伝えて
部屋の中だよ…と伝えて
すると
サッカーをしはじめちゃいました
近くではカプラを作っていたり
鳥の世話をしているというのに
体育館ではないんだけど…
そんな風に思いながら見ていると
上手に走るのを調整しています
蹴る力も調整しています
身体の動きも調整しています
みごとに!
自分たちで
自分を律して
年長組になると
そこまでできるのです
大人が信頼して任せると
自由なように見えて
自分を律していきます
子どもも
大人の信頼にこたえてくれるのです
放任ではなく
信頼して任せる
難しいことですけれどね