はじまりの気持ち
初めての環境で
初めての 経験と気持ち
それは いったい
どんなものなのでしょう
子どもたちの心を
のぞいてみたいと 思います
初めてのぼる 階段
のぼりたい気持ちが
こわさを 上回って
保育者の後押しに
少し安心して
挑戦しようとしています
少し 怖かったけれど
隣の子がのぼっていったら
慌てて のぼりはじめた
競争心
大人は
ザルの中から 土が出てくるのは
当たり前と思いがち
でも
初めてそれに出会って
その不思議に
嬉しくて
ざるを まじまじと 見つめて
穴から出てきたのに 気が付くと
隣にいた 友だちが
一緒に 驚いて
その子も 同じことを するのです
こんな風に
こどもは 学んでいくのですね
こどもの 新鮮な 驚きに
私たちも 心をとめて
大切に したいです
新学期は
喜びと同時に
不安が心に
自分でもわからない場所で
むくむくと
広がって
「やきもち」
「こころぼそさ」
「こころもとなさ」
そんな気持は
なかなか
言葉にあらわすことはできず
お気に入りの 熊手を
手にいっぱい
それが 気持ちの表現です