自然は不思議に満ちている
ある日のこと
飼育箱で飼っていた
あおむしが逃げてしまいました
どこに 行ったかな
わからなくなったら
羽化の時が 心配です
子どもたち 探して 探して
そしてとうとう
見つかったのです
飼育箱の 上
こどもたちが 描いた
木の幹に
身体を そわせています
さて この時に
「みんなの絵が
本物みたいだったからかな?」
そう 喜んで 終わりますか?
私は 思うのです
なぜ ここで
さなぎになろうとしたのか
もし 本物と間違えたのなら
この あおむしは
何を目当てに
さなぎになる場所を探すのだろう
どんなところが
一番適していると
どのように わかるのだろう
自然は 不思議に満ちている
なんで?なんで?
まず 保育者が
そのような気持ちを
持っていたいのです
知りたいと思い
考え 学ぶ
その気持ちは
自然を感じる心と同じに
とっても大切だと思うのです