保育するこころ
聖愛幼稚園では
年長組だけができること
というものがあります
いろいろな考え方がありますが
ちいさいひとたちは
大きくなったらできる!
あこがれる
そんな経験は
今の時代
ちょっと必要なのではないかな?
そんな風に思っています
本物ののこぎりや
金槌を使う
木工製作もそのひとつです
テラスにシートを敷いて
相談しながら
真剣に
大工セットを使います
そんな様子を見ていた小さいひとたち
やりたくて仕方がありません
でも
年長組の特権と
わかっていますから
やりたいと騒ぐのもつかの間
ぐっと我慢している小さいひとたち
そこで
担任は考えました
組み木とんかち
別に
部屋の中に出してもいいでしょう
でも
あえてテラス
そして
あえてシートを敷く
がまんして
あこがれて
自分の中で折り合いをつけた
小さいひとたちのこころに
そっとよりそう
けっして
年長組の大工ができなかったから
かわりに出す
そういうことではありません
これが
保育者の
保育するこころだと
思うのです